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いいねの数で明日が決まる時代に身をひそめてる

人との関わりがこわくて、誰と話していてもああこの人は本心を言ってないんだとか この人も自分しか見てないんだとか 他人を見つめるのがこわいから全部他人のせいにしちゃうんだけど本当は 拒否をしているのは私のほうなんです。人に傷付けられるのも人を傷付けるのもいやなんです。全部こわいです
私の描いた絵を見てほしいけど、私の心は見ないでほしくて、私の撮った写真を見てほしいけど、私とモデルの関係は知らないでほしくて、私の好きな音楽や服やお化粧を見てほしいけど、私自身のことは見ないでほしい
なんにも知られたくないんです
 
学校たのしいとか恋愛たのしいとか人生たのしいとか難しいな    私はお昼休みも部活も文化祭も夜遊びもデートも長電話もセックスもなんにもたのしくなかった、上手に楽しめる方法があるならおしえてほしかった。
私は頭がわるいから、ゆっくりゆっくり教えてくれなきゃできないよ
 
 
 
 
自分勝手なことばかり 書いては消してを繰り返していてごめんなさい
いつもありがとう

run lan 半狂乱

かわいい子がブスだから死にたいって言うし 脛齧りの美大生が学校辞めたいって言うし 6歳だった自分の我儘を今さら責められるし    小学生のときクラスの子に言われたこと   14歳のとき恋人に言われたこと  きのう親に言われたこと、なんとなく忘れられない   頑張っても辛いなら頑張らなければよかったですね。十日ぶりに部屋から出たら、太陽に嫌われているような気がしてぐあいがわるくなった


「信じるものすべて 救ってくれるはずもない神様」

だいすきなうたのワンフレーズです   

短音階がひどく心地好い25時43分



貴方がそう言うのならそれが正しいんです

404 not foundに愛をこめて


孤独とフラストレーションで孤独を選んだ、鈍痛と鋭痛で鈍痛を選んだ。ぼくは元来そういう人間だ。自分では気になって仕方無いことを他人はさほど気にしていない。さほど愛されていない。さほど悲しくもない。平成28年の日本で、SNS依存から救われる手段はどこにもない。幸せを捨て、可能性を捨て、人望を捨て、大事なものをひとつずつ捨てて生きている。恋人の自撮りでもBL漫画のカバー裏の番外編でもリストカットでも推しのパンダ耳でも救えない闇があるって初めて知ったから世界が怖い。全部なかったことになれば良いのに。生まれてこなければ良かったのに。何度も何度も。愛しさは憎く、愛されることはおそろしい。辛くて悔しくて虚しくて悲しい。いろんなものを物理的に破壊した、プラスチックの破片で怪我をしても誰かがやさしくしてくれるわけじゃないのに。何もかも叶わないなら殺してください。教えてください。善とか悪とか。責任とか。人生とか。幸せになる方法は誰が教えてくれますか。電気を消した浴室で、体温と変わらない温度のお湯に浸かってじっと目を閉じている時間だけが、ぼくの世界を青くしてくれるたったひとつの約束だったのかもしれない。

tagete

 

 毎日死にたいって思いながら息して食事して眠ってるし死ねって思いながら笑顔で会話してる  ばらばらになった鏡の破片を拾ったら指先から血がだらだら出たけど リストカットの百倍痛かった  最近は、ヨーグルトばかり食べてて体調が良いとか 捨て猫を拾うしあわせな初夢を見たりとか すっ転んで廊下にシャンプーをぶちまけたりとか もう1ミリも動いてないような感覚の中で鼓動だけがいつもの倍速いみたいな  よくわからないけど生きてはいる iPhoneのカメラロールはアイドルの自撮りと教科書のスキャンでいっぱいになっていて 時々ある空の写真が浮いてるかんじです  インターネットというものはとても便利なのですきな人のすきなものをすぐ調べることができるし、 自分も前から好きだったんだ〜気があうね〜 なんて薄っぺらぺらな嘘をつくことも容易い。 そうやってどんどんつまらない人間が増える増える  模倣することもされることもそれをあぶり出すことも簡単になったこのご時世に、個性なんてものは最早存在しないに等しいので 誰かの個性が認められるなんてこともない、ぼくには文句を言う気力もない、もうすきにしてください  そんな気持ち 

 

写真を撮られることが大の苦手だからすごく憂鬱な気分で証明写真を撮った、 1度目のは目が真っ赤 2度目のは眉間にしわが寄っていたので没になった  黒のタートルネックなんかじゃなくてもっと白とか、明るい色のシャツを着ればよかった  

 

 

 

 

かわいそうなシルベチカ  かわいそうなソフィ・アンダーソン

報われないマリーゴールド

ひとりぼっちのリリー

 

 

明けない夜は無いけれど、眠れずに迎えた朝が一番辛いでしょう

ママが髪を結ってくれていた頃にはもう戻れないんだよ

諦念、あるいは

 

 

    ぜんぶ嘘だった。 あるいは幻だった。 それは自分自身が創りあげたものであり、学校のトイレの個室でひとり泣いていた自分を いつも大事なものを、強く握りすぎて壊してしまう自分を守るための要塞だった。  誰も手を差し伸べてくれなかったから、自分で自分の目を、耳を塞いだ。 そうやって楽になりたかった。可哀想になりたかった。惨めになりたかった。  5年間かけてついた嘘は、詰めが甘く、時折絶望を連れてきた。「    」「     」「   」どれもが一様に苦しかった。  求められることが苦痛だったし、求めることも不得意だった。  触れ合うことで傷が痛んだ。 なにひとつ、容認されてはいなかったし、また自分にとっても、他人のことばを享受することはあまりに難儀だった。 だって、どこかで起きた残酷で無慈悲な事件も、ステージの上できらきら輝くあの子も、終わってしまった恋も、ぼくのものではないのだ 今までもこれからも。  目を限界まで見開いたところで、何かが見えるはずもなかった。  虚栄心が内包する自己否定 焦燥感 過剰な自己愛  人間である以上、二律背反を それさえあいしていくことでしか報われない。  文章も、夢も、分厚いカーテンも、グレーのカラーコンタクトも 自分を守るための鎧であり、自分を何より傷つける刃物であった。  幼稚なこのアタマでは、変わっていくことがこわくてたまらないし、地球上のすべての愛が、安っぽく思えて仕方がないんだよ

 


 去年描いた油絵は パースはめちゃくちゃ、光源もばらばら、奥行きも生気も感じられないひどいものだったけど 少なくとも12歳のときに木材の破片と木屑で作った、荒廃した街のモデルよりは周囲に愛されていた。

ぼくは今でも、あの10×25センチの上の、屋上に穴が開いたビルや、根元から折れた電柱を憶えている。 

      然るに、全てが、過去の話だ。 何もかもが終ろうとしている。