惑星は呼吸を

 

惑星は呼吸をしないということをもう随分前から忘れていた気がする。12月。幾年ぶりかに、星が空を滑るのをみた。 死んだ星が願いを叶えるなんて、つくづく笑える。  

夢の中で愛するひとを殺した。嬉しくもなく、悲しくもなく、想像よりはるかにやわい喉元の感触に、なんだか拍子抜けしたような気分。  夢からさめたあと、人の首を絞めた手でつかんで食べたサンドイッチは、野菜の水分がパンにしみていやに冷たくなっていた。

 

   べつに自分のことそんな理解してないけど、私って好きな色を聞かれたら、#496daaだよ って答えるタイプの人間だし、SNSに誰かを傷つけるようなことを平気でpostするし、ナイフを鏡代わりにして口紅を引くような女になりたいし、魔法になんかなりたくないし、もっともっと強く生きて、好きな人の前では、すこしだけ弱くありたいな